【美術】
美術を通じて豊かな人間性を養い、生涯にわたって芸術を愛好する信条を育成することを目的とする。その目的を達成するために、・美術に関わる知識の習得・豊かな情操の形成・芸術の諸能力の向上、の三つの側面における能力を高めていく。それによって、美術関連の報道に対して適切なコメントができるようになり、社交の場において美術に対しての自分の見解を的確に語れるようになることを、到達目標とする。授業では、美や芸術は人間に対してどのような役割を担ってきたのかという視点をもち、美術作品の鑑賞をベースに美と芸術にかかわる様々なトピックスを取り上げ、この問題を検討していく。あわせて現代社会における芸術の今後の展望についても考察する。また、理解を助け、美的直観力や創造的発想力・表現力を養うきっかけとなる簡単な演習もおこなう。
〔01〕オリエンテーション(美や芸術の役割とは)
〔02〕原始美術(生命とまじない)
〔03〕古代ギリシア(理想の美を求めて)
〔04〕ルネサンス(観察者の視点と透視図法)
〔05〕演習1
〔06〕仏教美術(仏像・曼荼羅)
〔07〕装飾の美(障屏画・工芸品)
〔08〕浮世絵版画(印象派への影響)
〔09〕演習2
〔10〕20世紀前半の美術(実験的な美術)
〔11〕20世紀後半以後の美術(終わりのない物語)
〔12〕美の値段(現代アートビジネス事情)
〔13〕演習3
(〔14〕講評)
((〔15〕まとめ ))
授業内レポート・簡単な演習・授業への取り組みの積極性から総合的に判断する。
授業内レポートは授業の内容を理解できているかを問うものである。一部、小テスト的な形式とする。演習は表現したものとその説明文により、芸術的能力を問うものである。
授業時にプリントを配布。
E.H.ゴンブリッチ『美術の物語』、辻 惟雄 『カラー版 日本美術史』、他。
演習に必要となる道具については授業内やネット上で指示します。
Posted by maichi (2009.10.01 Thursday)